このコラムでは脳神経内科専門医が体調や健康に関する情報をわかりやすくお伝えします。
今回お伝えするのは「群発頭痛の原因と誘因について」です。
群発頭痛の原因と誘因 〜発症のしくみと、お酒などの発作の引き金〜
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この記事の要約 ✓ 原因は完全には解明されていませんが、脳の視床下部と三叉神経の働きが深く関わると考えられています。
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今回はなぜ群発頭痛が起こるのかという発症のしくみと、群発期に発作を誘発する「引き金(誘因)」について解説します。
引き金を知ることは、つらい発作を減らすための第一歩になります。
発症のしくみ — 視床下部と三叉神経
群発頭痛がなぜ起こるのか、その仕組みはまだ完全には解明されていません。
しかし近年の研究から、脳の奥にあって体内時計やホルモンを調整する「視床下部」と、顔の感覚をつかさどる「三叉神経」の働きが深く関わっていると考えられています。視床下部からの信号をきっかけに三叉神経が過剰に興奮し、目の奥の血管や神経に激しい痛みと炎症を引き起こすことが群発頭痛を引き起こす主な原因と考えられています。
なぜ涙や鼻水が出るのか
三叉神経が興奮すると、それに連動して自律神経が刺激され、涙や鼻水を増やす副交感神経が過剰に働きます。同時に瞳孔が小さくなるといった交感神経のサインが現れることもあります。
痛みと自律神経症状が同時に起こる理由は、こうした神経の関連によるものです。
群発期に発作を誘発する「引き金」
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発作を誘発しやすい主な引き金 アルコール:最も代表な引き金であり、群発期にアルコールは飲まないようにしましょう。
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引き金を避けることが、発作を減らす第一歩
中でもアルコールは影響が大きいため、群発期の間はお酒を控えることが、つらい発作を減らすうえでとても重要です。また、規則正しい睡眠を心がけることも役立ちます。
ただし、引き金を避けるだけで発作を完全に防ぐのは難しいため、薬物治療と組み合わせることが大切です。
よくあるご質問
A. 群発頭痛では、ご家族に同じ頭痛をもつ方がいるケースは片頭痛ほど多くありません。ただし、まれに家族内で複数みられることがあり、体質的な要素も関わっていると考えられています。
Q. 寛解期なら、お酒を飲んでも大丈夫ですか?
A. 多くの場合、寛解期にはアルコールで発作が誘発されません。ただし、群発期の始まりに気づかずに飲酒して発作が起こることもあるため、「そろそろ始まりそう」と感じる時期は注意が必要です。
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こんな方はご相談ください ・一定の時期になると、毎日のように繰り返し頭痛がでる。 ・痛み止めを飲んでも効かず、誘因になりそうなものを避けても頭痛が繰り返している。 ・頭痛のために日常生活や仕事に支障が出ている。 |
当院では、誘因の整理から治療まで、群発頭痛と向き合うお手伝いをします。気になる症状があればお早めにご相談ください。