群発頭痛について|一宮市の脳神経内科|あたまと内科のうえだクリニック

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群発頭痛について

このコラムでは脳神経内科専門医が体調や健康に関する情報をわかりやすくお伝えします。
今回お伝えするのは「群発頭痛について」です。

群発頭痛とは?

〜「目の奥をえぐられる」ような激痛の正体〜

この記事のまとめ

群発頭痛は、片側の目の奥やこめかみに起こる極めて激しい頭痛で、「一次性頭痛」の一つです。

1回の頭痛発作は15分〜3時間のことが多いです。「群発期」と呼ばれる数週間〜数か月の間、毎日のようにくり返します。

20〜40代の働き盛りに多く、男性に多い頭痛ですが、女性の患者さんも少なくありません。

涙・鼻水・目の充血などを伴うため、副鼻腔炎・歯の痛み・目の病気と間違われることがあります。

とてもつらい病気ですが、頭痛発作を止めたり起こりにくくしたりする治療法があります。

 


「片側の目の奥を、棒で突き刺されるような痛み」——群発頭痛を経験された方は、しばしばこう表現されます。あまりの激しさにじっとしていられず、部屋を歩き回ったり頭を抱えてうずくまったりするほどです。

群発頭痛について、できるだけわかりやすく解説していきます。

 

頭痛の中でも飛び抜けて痛い

群発頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛と同じ「一次性頭痛」、つまりはっきりした原因となる別の病気がないのに起こる頭痛の一つです。医学的には「三叉神経・自律神経性頭痛」というグループに分類されます。その痛みは数ある頭痛の中でも飛び抜けて強く、日常生活に非常に大きな支障をきたします。

どんな人に起こりやすい?

群発頭痛は、これまで20〜40代の男性に多いとされてきました。近年は女性の患者さんも少なくないことがわかってきていますが、いずれにせよ働き盛りの世代に多く、仕事や生活に大きな影響を与えます。多くの方が「20代の頃から、数年おきに、または毎年同じ時期に激しい頭痛がくり返す」といった経過をたどります。

痛みの3つの特徴

  • 片側だけが痛む:左右どちらか一方の、目の奥・目の周り・こめかみのあたりが痛みます。 
  • 短時間で激烈:1回の発作は15分〜3時間ほど。痛みのピークはあっという間に訪れ、のたうち回るほどの強さになります。
  • 決まった時期に集中:「群発期」と呼ばれる数週間〜数か月の間、ほぼ毎日のように発作がくり返されます。

 

⚠ 群発頭痛が見逃されやすい理由

目や鼻のまわりの症状(涙・鼻水・充血)を伴うため、副鼻腔炎・歯の痛み・目の病気などと間違われやすい頭痛です。

耳鼻科・歯科・眼科を転々とするうちに、なかなか正しい診断にたどり着けない方が少なくありません。

 

 

我慢しないでほしい理由

群発頭痛は非常につらい病気ですが、適切に診断されれば、起きてしまった発作をすばやく和らげたり、発作そのものを起こりにくくしたりする治療法があります。「いつものことだから」と一人で我慢を続ける必要はありません。正しい診断にたどり着くこと自体が、回復への大切な第一歩になります。

当院では、頭痛の専門的な診断と治療を行っています。お心当たりのある方は、どうぞお早めにご相談ください。

よくあるご質問

Q. 群発頭痛は命に関わる病気ですか?

A. 群発頭痛そのものが命を脅かすことは基本的にありません。ただし、まれに脳の血管や神経の病気が原因で似た頭痛が起こることもあります。
 特に「初めての強い頭痛」や「これまでと様子が違う頭痛」は、一度きちんと検査を受けておくことが大切です。


Q. 市販の痛み止めが効きません。なぜですか?

A. 群発頭痛は痛みが短時間で一気に強まるため、飲んでから効くまでに時間のかかる飲み薬の痛み止めでは効かないことが多いのです。一般的な痛み止めは効かないことがほとんどであり、群発頭痛にあった治療が必要になります。

 

🩺 こんな症状はご相談ください

・片側の目の奥やこめかみが、えぐられるように激しく痛む

・決まった時期に、毎日のように激しい頭痛がくり返す

・夜中や明け方に強い痛みで目が覚めることがある


頭痛の原因に合わせた治療を行っていくことが必要です。