緊張型頭痛とストレスの関連について|一宮市の脳神経内科|あたまと内科のうえだクリニック

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緊張型頭痛とストレスの関連について

このコラムでは脳神経内科専門医が体調や健康に関する情報をわかりやすくお伝えします。
今回お伝えするのは「緊張型頭痛とストレスの関連について」です。

緊張型頭痛とストレスの関連について

 

この記事の要約

ストレスは、筋肉の緊張・自律神経の乱れ・痛みへの過敏さを通じて緊張型頭痛を引き起こします。

ストレスによる睡眠の乱れと頭痛は悪循環になりやすく、睡眠を整えることが頭痛改善に必要です。

ストレスは完全になくすことができなくても、深呼吸・軽い運動・睡眠改善などで和らげられます。

 

「忙しい時期に限って頭痛がひどくなる」「大事な予定の前に頭が重くなる」——そんな経験はありませんか。緊張型頭痛とストレスは、切っても切れない関係にあります。
今回は、ストレスが頭痛を引き起こすしくみと、無理なく続けられるセルフケアをわかりやすく解説します。

 

ストレスと緊張型頭痛は切り離すことができない

これまで、緊張型頭痛は首や肩の筋肉のこわばりから生まれるとお伝えしてきました。そのこわばりを生む大きな要因のひとつが「ストレス」です。心と体はしっかりつながっており、精神的な負担が体の痛みとして現れることは、決して気のせいではありません。
まずは、そのしくみを知ることが対策の第一歩になります。


ストレスで頭痛が起こる3つのしくみ

ストレスが緊張型頭痛につながる経路は、ひとつではありません。主に次の3つが関わっています。

  • 筋肉の緊張:プレッシャーを感じると、無意識のうちに肩・首・顎に力が入り、筋肉がこわばります。
  • 自律神経の乱れ:ストレスは自律神経のバランスを崩し、血流や痛みの調整をうまくいかなくさせます。
  • 痛みへの過敏さ:ストレスが続くと脳が痛みに敏感になり、同じ刺激でも強く痛みを感じるようになります。


 見落とされがちな「睡眠」との悪循環

ストレスと頭痛のあいだには、睡眠も深く関わっています。ストレスで眠りが浅くなると疲労がとれず、筋肉の緊張も解けません。すると頭痛が起こりやすくなり、その不快感でさらに眠れなくなる——この悪循環に陥ることがあります。
睡眠の時間と質を整えることは、緊張型頭痛対策の大切な土台になります。

その頭痛は「頑張りすぎ」のサインかもしれません

頭痛は、体が出してくれている大切なサインでもあります。とくにまじめで責任感の強い方ほど、自分の不調を後回しにして頑張り続けてしまいがちです。頭痛が増えてきたときは、心と体が「少し休ませてほしい」と訴えているのかもしれません。
痛みを根性で抑え込もうとするのではなく、立ち止まって生活を振り返るきっかけにしていただければと思います。


ストレス性頭痛の対処法・セルフケア

ストレスを完全になくすことはできませんが、和らげる工夫はたくさんあります。無理なく始められるものから取り入れてみてください。

 

今日から始められるセルフケア

・ゆっくりとした深い呼吸や軽いストレッチで、体の緊張をほぐす

・ウォーキングなど、軽い有酸素運動を習慣にする

・睡眠の時間と質を整える

・一人で抱え込まず、信頼できる人や専門家に相談する

 

 

こんなときは脳神経内科へ

・セルフケアを続けても頭痛が改善しない

・頭痛の回数がだんだん増えている

・頭痛薬を飲む日が多くなってきた

緊張型頭痛は、正しい対処と治療で十分にコントロールできる頭痛です。つらさを我慢せず、お気軽にご相談ください。

 

よくあるご質問(Q&A)

 Q. ストレスがなくなれば、頭痛も治りますか?
   A. ストレスは大きな要因ですが、姿勢のくせや睡眠不足、目の疲れなど複数の原因が重なって起こることが多い頭痛です。ストレス対策とあわせて、生活全体を整えることが改善への近道になります。

    Q. 市販の頭痛薬を毎日飲んでも大丈夫ですか?

    A. 頭痛薬を月に10日以上など頻繁に使い続けると、かえって頭痛が慢性化する「薬の使いすぎによる頭痛(薬物乱用頭痛)」を招くことがあります。頭痛薬を使う日が多い方は、自己判断で続けず、一度ご相談ください。

    Q. 頭痛が続くとき、何科を受診すればよいですか?
    A. 脳神経内科が頭痛の専門です。
   市販薬でよくならない、回数が増えている、これまでと様子が違うといった場合は、脳神経内科を受診してください。原因を確かめたうえで、あなたに合ったセルフケアや治療をご提案できます。