このコラムでは脳神経内科専門医が体調や健康に関する情報をわかりやすくお伝えします。
今回お伝えするのは「群発頭痛の症状について」です。
群発頭痛の症状の特徴
〜激痛・涙や鼻水・じっとしていられない落ち着きのなさ〜
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この記事の要約 ✓ 痛みは片側の目の奥・こめかみに集中し、「突き刺す」「えぐる」ような極めて強い痛みです。
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前回は群発頭痛の全体像をご紹介しました。今回は、群発頭痛の症状の特徴を、痛みそのものに加えて、涙や鼻水といった体のサイン、そして頭痛発作の独特の様子まで詳しく見ていきます。
痛みの場所・性質・強さ
群発頭痛の痛みは、ほぼ決まって左右どちらか一方に起こり、特に目の奥・目の周り・こめかみ・額のあたりに集中します。「目をえぐられる」「目を針で刺される」などと表現されるほど鋭く激しいのが特徴です。痛みは始まってから数分〜十数分で一気にピークに達します。1回の発作は15分〜3時間ほど続き、群発期には1日に1回から数回くり返すこともあります。
痛む側に現れる「自律神経症状」
群発頭痛のもう一つの大きな特徴は、痛む側の顔に自律神経の症状が現れることです。これらは痛みとほぼ同時に起こり、発作が治まると自然に消えていきます。
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痛む側に出やすいサイン 目:涙が出る、赤く充血する、まぶたが腫れる 鼻:片側だけ鼻がつまる、鼻水が出る その他:額や顔に汗をかく、瞳孔が小さくなる |
これらの症状はいつも痛い側だけに現れます。そのため「目や鼻の病気では」と考えて眼科や耳鼻科を受診される方も多いのですが、実は群発頭痛のサインであることが少なくありません。
じっとしていられない「落ち着きのなさ」
片頭痛では、動くと痛みが悪化するため、暗く静かな部屋でじっと横になりたくなります。一方、群発頭痛は、痛みのあまりじっとしていられず、部屋を歩き回ったり、体を揺らしたり、頭を押さえたりと、落ち着きなく動き回ることが典型的です。この「動き回ってしまう」という点は、片頭痛と群発頭痛を見分ける大切な手がかりになります。
発作は突然、夜間や明け方に多い
群発頭痛の発作は前ぶれなく突然始まることが多く、特に就寝後や明け方など、ほぼ決まった時間帯に起こりやすいのが特徴です。
「毎晩、同じ時刻に痛みで目が覚める」という訴えは、群発頭痛を強く疑わせるサインです。
群発頭痛は非常に強い痛みが繰り返し起こるため、日常生活を正常に送ることが困難なほど影響が大きくなります。頭痛以外にも特徴的な症状も診断につながることがあるため、気になる方はご相談ください。
よくあるご質問
A. 関係します。群発頭痛は一つの群発期の間、基本的にいつも同じ側が痛むのが特徴です。「いつも右ばかり(または左ばかり)」という点は、診断の大事な手がかりになりますので、ぜひ医師にお伝えください。
Q. 発作のときに吐き気もあります。片頭痛でしょうか?
A. 群発頭痛でも、吐き気を感じたり、光や音をつらく感じたりすることがあり、片頭痛と区別が難しい場合があります。自己判断は難しいため、痛みの場所・持続時間・伴う症状を医師にお伝えいただくのが確実です。
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こんな症状はご相談ください ・片側の目の奥やこめかみが激しく痛み、同じ側の目から涙が出る・充血する ・痛みのあまりじっとしていられず、動き回ってしまう ・夜間や明け方、決まった時間に頭痛で目が覚める
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