緊張型頭痛と育児、更年期について|一宮市の脳神経内科|あたまと内科のうえだクリニック

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緊張型頭痛と育児、更年期について

このコラムでは脳神経内科専門医が体調や健康に関する情報をわかりやすくお伝えします。
今回お伝えするのは「緊張型頭痛の育児、更年期との関連について」です。

緊張型頭痛の育児・更年期との関わり

この記事の要約

・緊張型頭痛は男性よりもやや女性に多い頭痛です。ライフステージごとに頭痛への影響も変化していきます。

・緊張型頭痛は片頭痛と合併することもありますが、対処方法は異なり、原因にあった治療を行っていくことが重要です。

 

緊張型頭痛は女性に多い

緊張型頭痛は、男性よりも女性にやや多くみられる頭痛です。その背景には、女性ならではの体の特徴や、ライフステージごとの事情が関わっています。

なぜ女性に多いのか

女性に緊張型頭痛が多い理由は、ひとつではありません。一般に女性は男性より首や肩の筋肉量が少なく、頭を支える負担が大きくなりやすいことが一因と考えられます。


加えて、仕事や家事、育児、介護など、複数の役割を担うことで心身の緊張が続きやすいという生活背景も大きく関わります。

 

ライフステージごとの注意点

育児・子育て期

赤ちゃんの抱っこや授乳は、前かがみの姿勢が続き、首・肩・背中に大きな負担をかけます。さらに、睡眠不足や気の休まらない毎日が重なり、緊張型頭痛が起こりやすい時期です。


働く世代・両立期

仕事と家庭の両立で、長時間のデスクワークと家事が重なります。自分のための時間がとりにくく、不調を後回しにしがちなことも、頭痛を長引かせる一因です。


更年期

更年期には女性ホルモンのバランスが変化し、自律神経が乱れやすくなります。肩こり、のぼせ、気分の落ち込み、睡眠の乱れなど、さまざまな不調と頭痛が重なって現れることがあります。


女性ホルモンと頭痛 

月経周期との関係には注意が必要です。月経前後に強く痛む、ズキンズキンと脈打つ、吐き気や光のまぶしさを伴う――こうした頭痛は、緊張型頭痛ではなく片頭痛の可能性があります。女性ホルモンの変動と関わりが深いのは、緊張型頭痛よりむしろ片頭痛です。


緊張型頭痛と片頭痛は対処法が異なりますが、その両方を併せ持つ方も少なくありません。月経と関係して頭痛が強まる場合は、自己判断せず一度ご相談いただくと、より的確な対処につながります。


自分を後回しにしないで

頭痛があったとしても、「忙しいから」「家族が優先だから」と後回しにされがちです。しかし、頭痛は体からの大切なサインです。ご自身の不調に気づき、いたわることは、決してわがままではありません。あなたが元気でいることは、周りの大切な人のためにもなります。

まとめ

緊張型頭痛は女性に多く、育児・両立期・更年期など、それぞれの時期に特有の負担が関わります。女性にとってはどの年代においても体調は女性ホルモンの影響を受けています。
また、強く月経と関わる頭痛は片頭痛の可能性もあり、見分けが大切です。

当院では、ライフステージに合わせた頭痛診療を行っております。頭痛にお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

 

よくある質問(Q&A)

Q. 生理前になると頭が痛くなります。緊張型頭痛でしょうか?

A. 緊張型頭痛の可能性もありますが、月経周期に合わせて強まる頭痛は、片頭痛である可能性があります。脈打つ痛みや吐き気を伴う場合は、より片頭痛の可能性が高くなります。緊張型頭痛と片頭痛は合併することもあります。


Q. 授乳中ですが、頭痛薬を飲んでも大丈夫ですか?

A. 授乳中でも使用できる薬はありますが、自己判断は避けてください。安全に使える薬や量について、医師や薬剤師に相談すると安心です。


Q. 更年期の頭痛は、いずれ自然に治まりますか?

A. 女性ホルモンの変化が落ち着くと和らぐこともありますが、個人差があります。つらい症状が続く場合は、頭痛の治療や、更年期症状そのものへの対応も含めて相談できます。